2025年9月1日、静岡県伊東市の田久保市長が市議会で「出頭拒否」や「証言拒否」など4件について、地方自治法違反の疑いで刑事告発することを全会一致で可決しました。

引用元:伊東市公式サイト
今後、田久保市長への不信任決議案が提出され、即日採用されるということで、田久保市長は辞職を免れないでしょう。
この裏で田久保市長をここまで叩くのは、メガソーラーパネル建設の利権絡みではないかとSNSで話題になっています。
この記事では、田久保市長とメガソーラーパネルがどんな関係があるのか、時系列でまとめていきます。
目次
田久保市長とメガソーラーパネルの関係
田久保市長の立場

- メガソーラー建設反対派のリーダー的存在
- 「伊豆高原メガソーラー訴訟を支援する会代表」として活動してきた市民運動家出身
- 市長選の公約として「メガソーラー計画の白紙撤回」を掲げた

なるほど
時系列での経緯
2018年まで
- 伊豆高原で韓国資本が関与するメガソーラー建設計画が進行
- 市議会がメガソーラー建設を規制する条例を成立させる
- 八幡野川の河川占用許可が2019年に不許可となり、計画は実質的に停止
2020年~
- 田久保氏が市議に就任(メガソーラー計画は既に停止状態)
- 市民運動家として反対活動を継続
2025年5月
- 田久保氏が市長選で初当選
- 選挙公報で「伊豆高原メガソーラー訴訟を支援する会代表」と記載
- ただし、メガソーラー問題は主要公約4つには含まれず
論争ポイント
田久保市長の主張
- 「前市長は事業者と秘密裏に確約書を結んだ」
- 「メガソーラー計画が水面下で激しく動いている」
- 「予断を許さない状況」
関係者からの反論
- 静岡市の難波市長:「計画はすでに止まっている。太陽光発電事業を実施できる状態にない」
- 伊東市建設部長:「工事の進捗は見られない」「公式情報と市長個人のSNS投稿に乖離がある」
- 市議会副議長:「2018年に計画は止まった。田久保氏が市議になったのは2年後」
現在の問題状況
発言の訂正
- 田久保市長は市幹部からの指摘を受けて「水面下で激しく動いている」発言を訂正
- 市のホームページで正式に訂正メッセージを掲載
SNS戦略への批判
- 学歴詐称問題から注意をそらすためのSNS戦略ではないかとの指摘
- 特定の投稿のみ返信制限を解除し、メガソーラー反対派からの応援を集める手法が話題に
市民への影響
- 田久保市長のSNS投稿により市民から問い合わせが相次ぐ
- 伊東市が公式に「正確な情報」をホームページで発信する事態に
SNSの反応
SNSではどのような声が上がっているか見ていきましょう。
Xではメガソーラーパネル建設の再開の心配と田久保市長を擁護する声も散見されますね。
まとめ
田久保市長はメガソーラー建設の反対派として政治活動をスタートさせ、その実績を基に市長に就任しました。しかし、実際にはメガソーラー計画は2018年に既に停止しており、市長就任後の「計画復活」に関する発言は事実誤認として関係者から批判を受け、訂正に追い込まれています。
現在は学歴詐称問題と絡み合って、メガソーラー問題を政治的に利用しているのではないかとの指摘も出ており、複雑な政治的対立の構図となっています。
今後、おそらく議会は解散され選挙が行われると予測されますが、動向から目が離せませんね。
最後までお読み頂きありがとうございました。