『ハリー・ポッター』の作者であるJ.K.ローリング氏は、2020年頃からトランスジェンダーに関する発言で大きな批判を浴びています。
それにも関わらずSNSなどで「JKローリングのこと冤罪だ!」というような投稿もあり、擁護派と批判派で対立しています。

引用元:BBS NEWS JAPAN
この記事では、J.Kローリング氏がなぜ批判されるのか、どんな発言をしてきたのか、わかりやすくまとめていきます。
主な批判の理由
J.K.ローリング氏は自身のSNSや公式ブログで、トランスジェンダーの権利や性別に関する見解を表明し、それが「トランスフォビア(トランスジェンダー嫌悪)」だとして激しい論争を巻き起こしています。
トランスジェンダーに対する発言
2020年6月の問題発言
- ローリングはツイッターで「月経がある人たち。かつてはこうした人たちを指す言葉があったはずだ」と投稿
- これは「女性」という言葉を使わずに「月経がある人」という表現に対する皮肉として受け取られました
過去の発言
- 「男性は女性になれない」という趣旨の発言
- トランス女性を「本当の女性」として認めない立場を表明
女性専用空間に関する懸念
ローリング氏は自身のブログで以下のような主張をしています。
「自分は女性だと信じる男性にバスルームや更衣室のドアを開放すれば、中に入りたいと思うすべての男性にドアを開けることになる」
この発言は、トランス女性を潜在的な脅威として扱っているとして強く批判されました。
個人的な被害体験を理由にした主張
ローリングは自身の手記で
- 20代の頃に性暴力を受けた経験
- 家庭内暴力の被害者であること
- これらの経験が自身の考え方に影響を与えていることを明かしました
ハリー・ポッター関係者からの批判
ダニエル・ラドクリフ(ハリー・ポッター役)**の反応
トランスジェンダーの女性は女性だ。これに反する発言は、トランスジェンダーの人々のアイデンティティーと尊厳を消し去るものだ」
その他の出演者も
- エマ・ワトソン(ハーマイオニー役)
- ルパート・グリント(ロン役)
- エディ・レッドメイン(ファンタスティック・ビースト主演) なども彼女の発言に対して批判的な立場を表明しています。
社会的な影響
支持する側の主張
- 生物学的性別の重要性を主張
- 女性の権利と安全を守ろうとしている
- 言論の自由を行使している
批判する側の主張
- トランスフォビア(トランス嫌悪)を助長
- LGBTQ+コミュニティへの差別を正当化
- 影響力のある人物としての責任を果たしていない
「TERF」のレッテル
ローリングは「TERF(Trans-Exclusionary Radical Feminist)」と呼ばれることがあります。これは「トランス排除的ラディカルフェミニスト」という意味で、フェミニストでありながらトランス女性を女性として認めない立場を指します。
現在の状況
2025年現在でも、ローリングはこの立場を変えておらず
- 「私は死んだ後もこの件で記憶されるだろう」と発言
- トランスジェンダーの権利を支持する人々との対立は続いている
- 一部の地域では彼女の発言に対する法的な問題も議論されている
まとめ
J.K.ローリングが批判される理由は、主にトランスジェンダーの人々の権利や存在を否定するような発言を繰り返していることです。世界的に有名な作家として大きな影響力を持つ彼女の発言は、LGBTQ+コミュニティや支持者から強い反発を受けており、これまで築き上げてきた名声にも影響を与えています。