2024年10月10日、藤田菜七子(ふじた・ななこ)騎手(27=根本厩舎所属)は、JRAに対し引退届を退出しました。
理由は、藤田菜七子騎手がスマートフォンの不正使用によりJRAから騎乗停止処分を受けたことであると言われています。
突然の引退表明に「こんな形での引退は残念」「このやめ方は今まで支えてくれたり応援してくれたが後味悪い」といったような言葉も見られます。
引退届を提出するに至った経緯はスマホの不正使用が発覚した為だけだったのか?
他にも何か理由があったのか。
この記事では、藤田菜七子騎手が引退を考えた理由について考察していきます。
藤田菜七子騎手が引退届を提出するまでの概要
まずは藤田菜七子騎手が引退届を提出するまでの概要です。
JRAは10日、藤田菜七子騎手(27=根本厩舎所属)に対し、2023年4月ごろまで複数回にわたり、調整ルーム居室内に通信機器(スマートフォン)を持ち込み通信していたことが判明し、JRAの騎手として重大な非行があったものと認められるため、日本中央競馬会競馬施行規程第148条第2項により本事案について裁定委員会に送付するとともに、同条第4項により2024年10月11日(金曜)から裁定委員会の議定があるまで同騎手の騎乗を停止するとを発表した。
引用元:Yahoo!ニュース
報道では、この事を受け、藤田菜七子騎手は引退を届け出たと報じられています。
引退する理由として考えられること 3選
1.スマホの不正使用が発覚したから
1つ目は報道の通り、重大な規約違反が発覚したせいかもしれません。
2023年には同じようにスマホを使用した若手騎手6人が、一斉に騎乗停止処分を受けた事例もありました。
そもそも、携帯電話が普及してきた25年ほど前、騎手会の役員とJRAとの間で決められた取り決めがあり、携帯電話の管理は騎手の自己管理に委ねられており、当時はまだスマホの持ち込み自体が禁止されていたわけではないようだ。 その規制が厳しくなる以前の出来事であることに加え、1年以上前の話を、週刊誌の報道がきっかけという不条理な処分に、非常に危険な職業であることに加え、勝負の世界なゆえに強靭な精神力が必要な騎手という職業を続けていくためのモチベーションが保てなくなったようだ。
引用元:Yahoo!ニュース
1年以上前の話を週間誌の報道がきっかけという不条理な処分に納得がいかない気持ちと、命の危険と隣り合わせ、勝負にも勝たなくてはならないという厳しい世界にモチベーションが保てなくなってしまったそうです。
2.結婚した為
2024年7月に藤田菜七子騎手は結婚を発表しています。
この時は引退は考えていない、と報じられていましたが、結婚生活が始まり考え方も変化していった可能性も考えられますね。
3.八百長疑惑をかけられるのを避けるため
スマホの使用を規制している背景にはレースの八百長を防止するということもあるそうです。
まず藤田騎手にはないとは思いますが、そういった疑いの目を向けられ、メディアから追われる事を嫌ったということもありそうです。
SNSの反応
藤田菜七子騎手の引退については賛否が分かれていますね。
擁護的なポスト
否定的なポスト
まとめ
藤田菜七子騎手の引退をめぐって賛否両論、理由についても憶測が飛び交っていますが、彼女が女性ジョッキーとして一時代を牽引してきたことには変わりはありません。
今後事態がどうなっていくのかは気になりますが、まずはゆっくり心も休ませてほしいですね。
最後までお読み頂きありがとうございました。