2025年8月26日現在、石破内閣の支持率が各報道機関の世論調査で軒並み大幅に上昇しており、参院選後の支持率低下からの逆転現象が話題になっていますね。

この記事では、石破内閣の支持率が急上昇した背景をわかりやすくまとめていきます
引用元:産経新聞
目次
支持率の急上昇状況
各メディアの調査結果:
- 読売新聞・NNN調査:39%(前月比17ポイント上昇)
- 共同通信調査:35.4%(前月比12.5ポイント上昇)
- 毎日新聞調査:33%(前月比4ポイント上昇、半年ぶりに3割台回復)
- 朝日新聞調査:36%(前月比7ポイント上昇)
- NHK調査:38%(前月比7ポイント上昇)
特に読売新聞・NNN調査の17ポイント上昇は、2002年の小泉首相の北朝鮮訪問直後に次ぐ大幅な上昇幅となっています。
急上昇の主な理由
1. 外交成果の連続
- トランプ関税の合意:当初予定の25%から15%への引き下げ合意
- 日韓首脳会談の成功:8月23日の李在明大統領との会談で17年ぶりの共同文書締結
- アフリカ開発会議(TICAD):34カ国のトップとの会談を成功裏に実施
2. 国内政策での評価
- コメ増産方針:8月5日に発表した政策に86%の高い支持
- 戦後80年談話:広島・長崎での挨拶で被爆者の短歌を引用
- 終戦の日談話:13年ぶりに「反省」という言葉を使用し、石破カラーを打ち出し
3. 経済情勢の改善
- 株価の史上最高値更新:お盆期間中の市場好調
- 安定した政権運営:大きなマイナス要因がなかった1か月間
世論の変化
辞任論の後退
- 共同通信調査:「石破首相は辞任すべき」40.0%(前月比11.6ポイント減)
- 朝日新聞調査:「辞める必要はない」54%(前月比7ポイント上昇)
- 毎日新聞調査:「辞任する必要はない」43%が「辞任すべきだ」39%を上回る
支持理由の実情
内閣支持の最大理由は「他によい人や政党がいないから」(52%)で、積極的支持というより消極的支持の色合いが強いことも特徴的です。
専門家の分析
政治評論家の久米晃氏は「石破内閣にとって最近いい露出が多かった」と分析しており、石破首相周辺も「マイナスのポイントがなかった」「石破首相らしさが出せた」と振り返っています