兵庫県斉藤知事はなぜ書類送検された?何があったか時系列でまとめてみた

  • URLをコピーしました!
本記事はアフィリエイト広告(Amazonアソシエイトを含む)を利用しております。
スポンサーリンク

2025年6月13日、兵庫県の斉藤知事と片山元副知事が書類送検されましたね。

2人はプロ野球阪神•オリックスの優勝パレードをめぐり、背任容疑で刑事告発されていました。

引用元:日テレニュース

この記事では、書類送検までの一連の経過を時系列でわかりやすくまとめていきます。

目次

概要

兵庫県警は斎藤元彦知事と片山安孝元副知事を背任容疑で書類送検しました。この問題は2023年の阪神・オリックス優勝パレードを巡る「補助金キックバック疑惑」が発端となっています。

背任容疑の詳細

容疑の内容

  • プロ野球優勝パレードの協賛金集めのため
  • 金融機関への補助金を不必要に増額(1億円→4億円)
  • 増額の見返りとして、金融機関にパレードへの寄付を要求
  • 結果として兵庫県に損害を与えた疑い

具体的な補助金事業

「中小企業経営改善・成長力強化支援事業」

  • コロナ対策で無利子融資を受けた事業者への支援
  • 金融機関が指導・報告書作成を行い、県が補助金を交付

時系列まとめ

2023年9月22日

阪神・オリックスのリーグ優勝を受け、大阪・神戸での優勝パレード開催を発表

10月17日

  • クラウドファンディングと企業協賛の受付開始
  • 目標:事業費5億円

11月7日

  • クラファン寄付が目標の1割(約5000万円)しか集まらず
  • 吉村知事(大阪府)が協力を呼びかけ

11月9日
県産業労働部が補助金事業として約1億円の予算を要求

11月14-16日頃

  • 片山元副知事が口頭で補助金増額を指示
  • 事業説明書の金額が3億7500万円に差し替わる

11月16日

  • 企業協賛金4億数千万円以上を確保し、運営費5億円を達成
  • 注意:信用金庫の寄付は全て16日以降に実施

11月21日

斎藤知事が「全体をまるく4億円で計上」するよう査定で指示

11月23日

阪神・オリックス優勝パレード開催(来場者100万人)

2024年3月12日

渡瀬局長(西播磨県民局長)が告発文書をメディア等に送付

3月27日

  • 斎藤知事が「嘘八百」発言で渡瀬局長を批判
  • 渡瀬局長が定年退職取り消し・解任処分

4月4日

渡瀬氏が公益通報を正式実施

4月20日

  • パレード担当の元課長(53歳)が自死
  • ※公表は3カ月後の7月23日

5月7日

渡瀬氏が停職3ヶ月の懲戒処分

6月13日

県議会が百条委員会の設置を決定

7月7日

渡瀬氏が「死をもって抗議する」遺書を残して自死

9月2日

東京都の男性が斎藤知事らを背任で大阪地検特捜部に刑事告発

10月

市民団体が兵庫県警に刑事告発を実施

2025年6月13日

兵庫県警が斎藤知事と片山元副知事を背任容疑で書類送検



問題の核心

  1. タイミングの疑惑:補助金増額決定と金融機関の寄付実施が同時期
  2. 金額の変遷:1億円→3億7500万円→4億円への不自然な増額
  3. 職員の証言:「キックバック」の指示があったとする内部告発
  4. 人的被害:関係職員2名の自死という深刻な事態

斎藤知事の主張

斎藤知事は一貫して疑惑を否定しており、書類送検後も「捜査に協力した。適法との認識は変わらない」とコメントしています。

今後の見通し

神戸地検が県警の捜査結果を慎重に検討し、起訴の可否を判断する予定です。県議会の百条委員会は「キックバックさせたことは確認できなかった」としつつも、「捜査当局の対応を待ちたい」と結論づけていました。

この事件は単なる行政の不正疑惑を超え、内部告発者や関係職員の命に関わる深刻な問題となっており、今後の司法判断が注目されています。

最後までお読み頂き、ありがとうございました。

スポンサーリンク
よかったらシェアしてね!
  • URLをコピーしました!
目次